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知識

意外としらない問題解決の手順書③~施策の検討編~

世の中のビジネスで必要とされている問題解決能力。
本記事では、全3回にわたり問題解決の手順について、ご紹介していきます。

第3回目となる今回は『施策の検討編』です。

お仕事やビジネスをするうえで、少しでもお役立ちできればと思います。

また、参考文献として『問題解決:高田貴久、岩澤智之共著(英治出版)』を要約、引用しておりますので、詳しく知りたい方はぜひこちらの著書をご購読ください。

目次

  • 施策を考える
  • 気を付けるべき点は、最後に「HOW思考」にならないこと
  • まとめ

施策を考える

前回までで、問題を深堀するところまできました。今回はどうやって施策を考えていくのかをご紹介していきます。

前回の記事はこちら
意外としらない問題解決の手順書②~原因の追及編~ – 近い未来実業家を目指すひとにおくるブログ (jitsugyouka-journey.com)

問題がなぜ起こっているのかが明確になったら、次は深く掘り下げて特定した原因に対して、それを解消するためのさまざまな対策を検討していきます。

これまで例にしてきた飲食店の事例を参考に見てみましょう。
なぜなぜ分析で、「売上向上のための具体的アイデアがでない」という問題に行きつきました。

「具体的なアイデアを出すには?」
「専門家に意見を求める」
「担当部署で考える」
「社内公募する」
「社外公募する」
「顧客にアンケートを取る」

という具合で、施策を考えていきます。

気を付けるべき点は、最後に「HOW思考」にならないこと

最後の最後で「HOW思考」に陥ってしまうケースが多々あります。
思いついた施策が果たしてこれまで問題を深掘りしてきた原因の解決になるのかを考えないといけないようです。

HOW思考になりがちな3つの理由は、
①勘と経験による思い込み
②無責任・無関心
③HOW指示

①については、これまで培ってきた勘と経験が仇になるパターンです。
特に環境が変わった場合には、気を付ける必要があります。
これまでは、うまくいったから次もうまくいくとは限らないからです。
新しい環境へ入った時こそ要注意です。

②は誰かが考えてくれるだろうという思考です。
与えられた事だけやればいいと思っている方は「HOW思考」になりがちなので要注意です。

③は管理職にありがちなパターンです。
「HOW指示」は、どこに問題があるのか、何が原因なのかを告げずに「とにかくやれ」といってしまいます。なので、いつまでも部下が育たずに時間がたってしまいます。
相手にどこに問題があったのか、何が原因なのかを考えさせる指示を心がけるといいようです。

まとめ

今回は3つのSTEPのうち3つめのご紹介でした。
WHYで問題を深堀して、具体的な施策を検討しました。
ただし、施策の検討をする際には「HOW思考」にならないように十分注意する必要があります。
問題を解決するための施策をぜひ検討してみてください。

また、ここから先は問題解決の番外編です。
施策を検討しながら、あるべき姿の検討を行います。
そして、対策を検討して実行へと移していきます。

どのようにあるべき姿や対策を検討するのか気になる方は、ぜひ本書を手に取って勉強してみてはいかがでしょうか?

参考URL: