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実業家の考え方

ミッションを浸透させ、スターバックスのように愛される企業になる

ミッション達成に向けたミーティング

スタイリッシュなデスクの風景

企業にとって一番重要なものは何でしょうか。資金繰り、経営力、企業規模など、企業にとって重要なものはいろいろあると思います。

元スターバックスCEOの岩田松雄氏によると、企業にとって一番重要なものは「ミッション」だそうです。今回は、ザ・ボディショップ、スターバックスの経営者として世界中に大きな貢献をしてきた岩田松雄氏から、ミッションがなぜ大事なのかを学んでいきたいと思います。

ミッションとは企業の使命や存在意義

企業の使命や存在意義を共にする仲間

そもそも、ミッションとはどういう意味なのでしょうか。近い意味の言葉には「ビジョン」や「経営理念」がありますが、一般的には「使命や存在意義」という意味で使われています。

もっと簡単にいうと「その企業が何のためにあるのか」ということです。
岩田氏は著書の中でミッションと経営理念はほぼ同義としています。

経営者の仕事はミッションを浸透させること

ミッション達成に向けたミーティング

ミッションは経営者が1人で掲げていても意味がありません。どんなに素晴らしいミッションでも、企業全体に浸透していなければ社員はバラバラの方向を向いてしまうでしょう。

ミッションが共有されている組織では全員がおなじ方向を見て仕事するので、現場に判断を任せても最適な選択をすることができます。その結果、お客様に最高のサービスを提供することが可能になります。

「人々の心を豊かで活力あるものにするために
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」

こちらはスターバックスのミッションです。社員やアルバイト全員が研修や仕事を通じてこのミッションを学び、お客様の快適なカフェタイムを作り出すために尽力しています。スターバックスの人気の秘密は、このミッションがすみずみまで浸透しているところにあるようです。

リーダー経験を積むことで見える範囲が広がる

リーダーを生むミ-ティング

ミッションを組織全体に浸透させるためには広い視野が必要になってきます。岩田氏によると視野の広さはリーダーをどれだけ経験してきたかで決まるそうです。

経営の経験でなくとも、部活動で部長をやる、プロジェクトのリーダーを務めるなどの経験がどれだけ広い範囲を見れるかに繋がってきます。わたし自身も高校、大学と部活動で部長を経験させてもらいましたが、その時に学んだチームのまとめ方やコミュニケーションは今でも仕事に活きています。起業を考えている方は、ぜひリーダー経験をたくさん積んで視野を広げられるといいと思います。

スターバックスのような愛される企業になろう

愛される仲間との談話

起業したり、企業経営するのなら、多くの人に愛される企業にしたいと思う方が多いのではないでしょうか。岩田氏が大きく成長させ、岩田氏が引退した今でも多くのファンの心をつかみ続けているスターバックスは、愛されているという点で超一流企業だと思います。

コーヒーショップが山ほどある中で、常に業界のトップを走り続けるスターバックスからミッションの重要性を学び、自身の事業に活かしてもらえればと思います。