Loading...
実業家の考え方

誰よりもハードワーカー!日本電産を引っ張ってきた永守重信氏の姿勢

永守重信

永守重信
出典:ニュースイッチ 【独白】日本電産・永守重信「私が出社時間を6時半から7時に遅くした理由」

会社のなかで一番ハードワーカーは誰か。
そこで自分だ!と言える人が会社を育て、大きくする存在ではないでしょうか。

わたしのまわりに、課長、部長とステップアップしてる上司がいます。
仕事に熱中している姿をみると、なんだかこっちもやる気になってくる。
そんな自分も燃えて、まわりに火をつけれる存在に憧れたりします。

創業時だけではなく、会長となったいまでもハードワーカーとして有名なのが、今回紹介する永守重信氏です。
言わずと知れた、世界No1.の総合モーターメーカーである日本電産の会長。

数多くの本を出版し、多くのメディアで取り上げられています。
ただ頑張るだけではなく、しっかり売り上げに直結させることができる凄腕の実業家だと感じました。
その永守氏が大事にしてきた、実業家としての姿勢についてお話していきます。

予算チェックは社長の仕事!全責任を自分が取る

モーター
出典:日本電産株式会社 会社概要

多くの会社を買収して日本電産は大きくなっていきました。
しかし、買収した会社はもともと赤字経営だったところがほとんど。

経営のなかで、原価管理はとても重要。
ここに永守氏は目をつけました。
なぜこの会社は赤字経営なのかという原因の把握。
どうやったら黒字化に転換させることができるかという対策を立てていきました。

そこで、永守氏が大事にしてきたのが社員への意識づけでした。

日本電産サンキョーという買収した会社を例に出します。
この会社は当初、『売値はどこよりも安く!原価はその次だ!』
というように、原価管理ができていなかったそうです。
それでは他社との価格競争に勝っても、利益をあげることはできません。

永守氏がおこなってきたこと。
社員とのコミュニケーションを積極的に図り、コスト管理を意識づけさせる会話をする。
購買品については、すべて永守氏のチェックが入るため、ほんとうに必要なのか?という、社員に考えさせること。電池一個購入するところまでチェックしていたそうです。

その結果、日本電産サンキョーは105億円の赤字経営の会社を黒字化とさせました。
社長業も暇なわけではありませんが、最後の承認が遅れると売り上げに影響があります。
そういう背景も利用して、ハードワークせざるを得ない状況を作ったのかもしれません。

社長は会社の鏡。
社長が売り上げを意識をしたら社員も意識する。
社員としっかり話し合うことから、社員同士の連携もよく取れる。
そういった姿勢がどんどん影響を与え、会社を大きく繁栄させてきのだと思います。

会社に必要なガンバリズムを持つ人と

腕時計

会社買収後、人員配置について悩みがあったそうです。
基本的には、現状のメンバーでどうやってやっていくかというのを優先して考えていたそうです。

そんななか、永守氏が会社に必要な人材像をあげていました。

”ガンバリズムを持った協調性のある人”

つまりは、会社のために頑張れる人です。

なので高齢だからとか、若いからではなく、残ったみんなでこの会社をもう一度盛り上げていこう!
という一致団結する思いが、会社組織を強くするために必要と考えていました。

逆に、学歴や経験を問わず”会社に怠け者はいらない”ということもおっしゃっています。
つまりは、仕事へどれだけ真摯に向き合えるかが重要ということ。
怠け者がまわりに与える影響は大きく、会社を倒産させるか業績を悪化させるかのどちらか。
そういう人は、会社として歓迎するわけがない。

だからこそ、永守氏のハードワークの姿勢が日本電産を引っ張ってきました。
自らが先陣を切って会社に貢献する。
買収したらそれで終わりではなく、しっかりと会社と社員を育てる努力の天才だから、社員もついてきたのではないでしょうか。

会社の売り上げを考えている人が、会社を大きくする。

日本電産は、永守氏の姿勢で世界No.1の総合モーターメーカーへと進化していきました。

永守氏の、数字に対する考え方や仕事に取り組む姿勢。
それが大事だと社員に伝わっているからこそ、業績を伸ばし続けている要因ではないでしょうか。

この姿勢については、仕事が板についたときからが勝負だと感じました。
毎日のルーティンをただ漠然と頑張るのはもう終わり。
ガンバリズムを持って、会社の売上げに貢献できるようにわたしもハードワークしていきます。