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実業家の考え方

ビジネス本レビュー、チーズはどこへ消えた?

出典: 扶桑社

以前このブログにて、ビジネス本の『「原因」と「結果」の法則』をレビューさせていただきました。レビュー内でランキングも紹介させていただきましたが、その時のベストセラーは、『チーズはどこへ消えた?』です。1998年に原作がアメリカ合衆国にて出版され、2年後の2000年に日本でも発売されました。日本国内での累計発行部数は400万部を超え、全世界では2800万部を突破している大ベストセラーです。今回は、その『チーズはどこへ消えた?』をレビューさせていただきます。

チーズや迷路などの比喩表現を使って、とても読みやすい内容になっています。そのため、話自体はすんなり理解できました。理解はできましたが、自分に置き換えると共感できることが多かったです。仕事でうまくいった方法や過去の成功にとらわれて、執着しすぎることもあります。継続することも大事ですが、新たな分野の仕事にチャレンジするなど変化することも同じくらい大切だと学びました。

著者スペンサー・ジョンソン氏について

スペンサー・ジョンソン氏は、1938年11月24日にアメリカ合衆国のサウスダコタ州で生まれました。サウスダコタ州はアメリカ合衆国の中部に位置する州で、ラシュモア山国立記念公園が有名です。公園の名前自体は聞いたことがなくても、18メートルを超える花崗岩に4人の大統領の顔が掘られた山がある場所、と言われるとピンとくる方が多いのではないでしょうか。

スペンサー・ジョンソン氏は、心理学者で医学博士でした。心臓のペースメーカーの開発に携わった経験もあります。また、さまざまな大学や研究機関の顧問もつとめ、シンクタンクにも参加していました。その傍ら著作活動も続けていて『1分間マネジャー』や『チーズはどこへ消えた?』の続編となる『迷路の外には何がある?』などの書籍を発表しています。

変化し続けること、行動し続けることが大事!

変化することの大事さと同時に、物事をシンプルに考えることの大事さも学びました。状況を複雑に考えすぎない、そして動き出しを早くしたからこそ、ネズミのスニックとスカリーは新しいチーズをすぐに手に入れられたのだと思います。

未来永劫つづくものは存在しないと認識して、チーズが腐る(or なくなる)ことに常に気を配っておく。私自身に置き換えて、仕事がスケジュール通りにいっていても安心しない。起こりうる懸念材料を想定して、事前に対策する。比喩を用いて、抽象度を高めている文章だからこそ、より自分ごとにとらえて行動を改善することが大事だとも思いました。私も過去の成功体験にとらわれず、これからも成果を出し続けます。