夏真っ只中で蒸し暑い日々ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
この季節になると枝豆が美味しくなり、食べる機会が増える方も多いと思います。ということで、今回取り上げるのは枝豆の生産量が日本一の群馬県です。群馬県は、豊かな自然を活かして、木工や繊維事業が盛んな土地です。他には、達磨などの伝統工芸やこんにゃくなどもあります。JR高崎駅のだるま弁当や富岡製糸場近くにあるこんにゃくパークをご存知な方も多いのではないでしょうか。
群馬県出身の実業家の方々が取り扱う事業は、多岐に渡ります。全国展開している事業も多く、知名度の高い会社も多いです。どの会社の経営者の方も理念をもって仕事に取り組んでいるからこそ成功されたのだと思います。私は、その結果に誠実な姿勢を学んで、これから仕事で成果を出せるよう精進します。
佐瀬守男氏(築地銀だこ)
まずは、群馬県桐生市出身の佐瀬守男氏を紹介します。佐瀬守男氏は、たこ焼き販売店「銀だこ」を運営する株式会社ホットランドの創業者です。株式会社ホットランドは1989年に創業した会社で、元々はやきそば店でした。株式会社ホットランドは「銀だこ」だけでなく、アイスクリームを販売する「コールド・ストーン・クリーマリー」など、様々なブランドを取り扱っています。店舗数は2017年11月末のデータで、国内は578店舗、海外は63店舗です。たこ焼きがテイクアウトできるからか、売上高がステイホーム期間の影響をあまり受けていないように思えます。2018年から2021年の通期売上高は、どの年も300億円前後となっています。
もちろん、企業努力の賜物のはずです。佐瀬守男氏の考えでは、FCのオーナーの方々のボランティア活動は必須です。「たこ焼きを通じて笑顔を作る」という理念を達成するためには、奉仕して喜べることが必要だと語っています。
里見治氏(セガサミー)
次は、群馬県福島町出身の里見治を紹介します。パチスロ遊技機の開発・販売を行うサミー株式会社の創業者です。現在はゲーム機販売などを行っていた株式会社セガと経営統合して、セガサミーホールディングス株式会社となっています。里見治は現在、代表取締役会長としてご活躍されています。セガサミーホールディングス株式会社は2004年の経営統合からお互いの強みを活かして、カードゲームの販売やパチンコ遊技機の販売を行っています。売上高を見てみると、エンターテイメントコンテンツ事業は順調に伸びています。2022年の売上高は、2021年を上回り235億円を超える見通しです。
経営統合となると、違う文化の会社なのでぶつかることもあったかと思います。里見治氏は、セガの社員の方々から信頼を得られた理由は対話だと語っています。100人を超える部長職以上の方々と1対1で面談をしたそうです。しっかりとしたコミュニケーションがあるから、信頼が生まれ成果がでるのだと思いました。
最後に
群馬県出身の経営者は、他にもたくさんいらっしゃいます。上記の方々とは違うジャンルでいうと、横澤 彪(よこざわ たけし)氏です。元々は株式会社フジテレビジョンの社員の方でした。「笑っていいとも!」の初代プロデューサーをつとめたのち、吉本興業株式会社の東京本社の専務となっています。プロデューサーつながりでいうと、木暮剛平氏もプロデューサーであり、経営者であった方です。木暮剛平が携わったのは映画で、1993年に公開された「まあだだよ」など3作品に関わっています。経営の分野では、株式会社電通の社長をつとめられました。
どの方も魅力的で、実業家になるためには人を惹きつけられる魅力が必要だと感じました。私も仕事を通じて、精一杯自分を磨いて魅力的な人になります。