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お母さんの口コミ力を活かしたコミュニティビジネス

皆さんは、『コミュニティビジネス』という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

これまで、企業が地域で何か事業やサービスを展開することが多かったと思いますが、最近では、地域一丸となって新しい取り組みが生まれたり、同じ目的を持った人々が集まってコミュニティを作ったりする団体が増えてきたように感じます。

そんな『コミュニティビジネス』について、今回はご紹介させて頂くと共に、どんな取り組みがあるのか事例をご紹介していきます。

目次

  • コミュニティビジネスについて
  • コミュニティビジネスの事例
  • コミュニティビジネスの可能性について

コミュニティビジネスについて

コミュニティビジネスとは、どのようなものでしょうか?
経済産業省のHPでは、下記のように記載がありました。

コミュニティビジネスは、地域課題の解決を「ビジネス」の手法で取り組むものであり、地域の人材やノウハウ、施設、資金を活用することにより、地域における新たな創業や雇用の創出、働きがい、生きがいを生み出し、地域コミュニティの活性化に寄与するものと期待されています。

引用:コミュニティビジネス/地域コミュニティ (METI/経済産業省関東経済産業局)

地域にあるノウハウや資源を活用して、地域コミュニティの活性化の為に事業を起こしていく取り組みのようです。

また、NPO法人コミュニティビジネスサポートセンターのHPには、下記のように説明があります。

コミュニティビジネスとは、「市民が主体となって、地域が抱える課題をビジネスの手法により解決する事業」の総称です。

引用:コミュニティビジネスとは?|NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター (cb-s.net)

市民が一丸となって地域が抱える課題を解決することもまたコミュニティビジネスのようです。

コミュニティビジネスの事例

では、具体的にコミュニティビジネスには、どのようなモデルがあるのかをご紹介させていただきます。

【株式会社As Mama様の取り組み事例】

平成25年4月にスタートした子育てシェ アサービスでは、「顔見知り同士で子供の送迎・託児を頼り あう」というものである。まず利用者は登録時に必要事項を PC、スマートフォン等から登録する。専用ページにログイン すると、同じ保育園や幼稚園、学校に通わせる親同士がオ ンライン上でつながり、状況に応じて依頼したいグループや 個人を選んで送迎・託児等の依頼が出来るという仕組み だ。報酬は依頼者が支援者に直接支払うという形をとり、 一時間500円~とリーズナブルな価格設定とした。子育て 支援をして欲しい人にとってのニーズも、空いた時間で良け れば役に立ちたいというニーズも潜在的にあったことから、こ れまでに累計35,000人を超えるユーザーを獲得(平成 28年1月末)、大きな反響を得てきた。また、もしも地域 内に知り合いがいない場合は、ママサポーターに頼るとい う方法もある。

引用:2016jirei-16-17.pdf (meti.go.jp)(34P)

保育園のお迎えが時間内にいけないお母さんを助ける仕組みが大きな反響を生んでいますね。

面白いのが、収益は利用者からではなく企業から広告費を頂いていることです。
年に150回ほどこちらのサービスに登録しているママさんを集めてイベントを行っているのですが、ママさんの口コミ力を活かして、集まったママさんに企業が自社サービスや商品を紹介することで広告をしているそうです。三方良しとは、まさにこのことですね。

コミュニティビジネスの可能性について

コミュニティビジネスには、大事な要素が4つあるそうです。

それぞれ「課題解決度」「地域連携度」「経済自立度」「自己実現度」の4つです。地域にとって必要とされている事業であったり、地域の方々がどれだけ連携して取り組めるかだったり、実際に雇用を生み出して収益性をだせるかが重要のようです。

また、理想で終わらないように自己実現可能なプランなのかも重要だということも併せて知っておく必要はありますね。

アフターコロナで働き方が大きく変わっている今、働き方もリモートワークが登場し、都心に集中していた方も地元で仕事をするようになったり、田舎で仕事をする方も増えてきました。

人が分散してきた今だからこそ、各地域に住んでいる方々が力を併せて新しいビジネスで地元を盛り上げたり、地域内でコミュニケーションをとれるような取り組みが進む可能性はまだまだありそうだと思いました。

皆さんも地元を盛り上げる取り組みを起こしてみてはいかがでしょうか。