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実業家の考え方

総合ディスカウントストア『ドン・キホーテ』の創業者、安田隆夫氏が大切にしてきたこととは

引用元:PPIH

皆さんは、総合ディスカウントストア『ドン・キホーテ』はよく利用されますか。

私は、年末になるとパーティグッズを買いに行ったりもしていました。店内は広く、なんでも揃っているイメージがあります。お店のブランディングもすごいなと思っていて、ブログを執筆している自分にはとても勉強になります。「驚安の殿堂」というインパクトのあるキャッチコピーに、耳に残るテーマソング、愛嬌のあるペンギンのキャラクター。

今回は、そんな『ドン・キホーテ』の創業者である安田 隆夫(やすだ たかお)氏を紹介します。

安田隆夫氏の経歴

安田 隆夫氏は、1949年に岐阜県大垣市で生まれました。幼少期はガキ大将だったと地元の同級生は語っています。リーダーシップがあったのはもちろんですが、価値観や考え方も周りとは違ったようです。安田 隆夫氏は中学生のころ、ご両親に「俺は波瀾万丈の生き方をしたい」と語っています。
その後、慶應義塾大学法学部に入学します。卒業後は不動産会社に入社しますが、オイルショックの影響で就職した会社は倒産してしまいました。そこからはフリーターを経験され、29歳となった1978年に個人経営のディスカントショップを開店します。この時の小売業の経験が『ドン・キホーテ』の原点になっています。

次は『ドン・キホーテ』を運営する株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、正式略称のPPIHと呼称する)について紹介します。

PPIHについて

設立年月日は1980年9月5日で、1996年には株式公開しました。その後の業績は順調に伸びて、2000年には東証一部上場を果たします。増収増益は32期連続で、従業員数はグループ連結で16,838名です。グループ会社は、小売業はもちろんのこと不動産や金融サービスなど多岐にわたります。年商は、2021年6月時点で1兆7086億円です。活動の拠点は日本にとどまらず、海外出店も積極的に行っています。2015年にはシンガポールに進出していて、安田隆夫氏が自ら拠点を移して『DON DON DONKI』をオープンさせています。

日本国内ではうまくいっていない会社も多い小売業の世界で、安田 隆夫氏はなぜ成功できたのでしょうか。ここからは、PPIHの成功の原因について紹介します。

常識にはとらわれない!!

『ドン・キホーテ』の成功の原因として、安田 隆夫氏は「逆張り」だと語っています。小売業界は大手企業など先行している会社が多数あるので、同じことはやっていては勝てない。だからこそ、既存のセオリー通りにはしませんでした。本部主導ではなく、現場で働く方々に権限と責任を与えたことが良い結果につながりました。

ただ忘れてはいけないことは、突飛なことをやればいいというわけではないはずです。顧客を大事にする原理原則は徹底しています。大事にすることはとことんこだわり、方法は制約を設けない。だからこそ、自由な店舗運営ができるのだと思いました。

私も外してはいけない基礎や原理原則を大切にして、方法にはとらわれず成果をあげていきます。