2021年11月4日に、ユーキャンが主催する新語・流行語大賞のノミネートワードが発表されました。ジャンルはさまざまで、「ジェンダー平等」からゲームの「ウマ娘」など幅広いワードが選ばれています。皆さんは、どの言葉が印象的だったでしょうか。
ユーキャン新語・流行語大賞は毎年開催されていて、その年によく聞いたワードが選出されています。私にとってインパクトがあったのは、2013年に大賞に選ばれた「今でしょ!」です。
考えることが先になってしまう癖があったので、当時はこの言葉が響きました。
「今でしょ!」は予備校講師の林 修氏がCMで言ったセリフです。その予備校、東進ハイスクールは教育サービス企業としての売上高は日本で第4位となっています(三井住友銀行調べ)。
今回は、その東進ハイスクールを創設した永瀬 昭幸氏を紹介します。
永瀬 昭幸氏の経歴
永瀬 昭幸氏は、1948年に鹿児島県で生まれました。高校は日本屈指の進学校であるラ・サール学園に入学します。永瀬 昭幸氏は、インタビューにて東進ハイスクールの原点はラ・サール学園にあると語っています。
ラ・サール学園は、高等学校が昭和25年、中学校が昭和31年に創立されました。TVで活躍しているラサール石井氏や平成12年から鹿児島県知事を3期つとめた伊藤 祐一郎氏も、ラ・サール学園の卒業生です。
高校卒業後は、東京大学の経済学部に入学します。そして東京大学に在学中の1971年3月に東進ハイスクールの前身となるナガセ進学教室を設立します。
次は東進ハイスクールについて、紹介します。
東進ハイスクールについて
法人化するのはその5年後の1976年で、株式会社ナガセを創設します。そして、1988年にジャスダックに株式を上場しました。
東進ハイスクールといえば、の衛星中継の授業が始まったのは1991年です。そこからも順調に拡張していき、2000年代半ばには他社をグループしていきます。それ以降は海外進出も進み、中国の清華大学との提携に始まり、シンガポールへ有限会社を設立するまでに至ります。2011年にはニューヨークにも有限会社を設立します。その後も株式会社早稲田塾をグループ化するなど、業績を伸ばし続けています。
東進ハイスクールの創業者である永瀬 昭幸氏は、何を大事にしてここまで事業を拡張させたのでしょうか。
優秀な人材を集めることが大事
東進ハイスクールが東京大学への入学率が高いことについて、永瀬 昭幸氏は優秀な先生を集めたことが原因だと語っています。そのため、学問の本質に迫って、物事を教えられる人材を集めることが重要です。かつ、教育に情熱的であることも大切になります。
TVのイメージが強い林修氏も、新幹線での移動時間も、200人分のテストを採点するしているそうです。その添削も細かく、わかりやすいため生徒から絶大な支持を得ています。
私もこれから仕事で大きなことを成し遂げるときは、まず優秀な人材をあつめるところから始めます。