皆さんは、日本一の売上高を誇る企業をご存知でしょうか。
経済メディア Strainer によると、2020年を対象とした東証一部している企業の売上高ランキングは、以下のようになります。
1位: トヨタ自動車 29兆9299億円
2位: 本田技研工業 14兆9310億円
3位: 三菱商事 14兆7797億円
4位: 日本郵政 11兆9501億円
5位: 日本電信電話 11兆8994億円
トヨタ自動車は、2位の本田技研工業の約2倍の売り上げを上げています。
トヨタ自動車は、さまざまな会社と業務提携をしています。軽自動車などを取り扱うスズキもその1つで、2019年の3月に新たな協業検討に合意しています。
トヨタとスズキは2016年10月にはすでに業務提携に向けた検討を開始していました。
トヨタ自動車の社長を務める豊田章男氏とスズキ株式会社の会長を務める鈴木修氏は交流も深いようです。
今回は、豊田章男氏と鈴木修氏の対談を中心に自動車業界で大きな実績を上げた2人の経歴や魅力について紹介していきます。
このブログでは、売上高日本2位の本田技研工業を創業した本田宗一郎氏についても記事を書いているのでよければそちらもご参照ください。
鈴木修氏と豊田章男氏の対談
鈴木修氏と豊田章男氏の対談は、トヨタタイムズから『ここだけの話』というタイトルでYouTubeにアップされています。
対談は、3章構成で第1章はお二方が経営について語っています。第2章では、鈴木修氏が社長に就任する前のエピソードを語っています。第3章では、2019年3月の協業検討に際して行われた記者会見で語った内容について振り返っています。
個人的に印象的だったのは、第1章です。
将来実業家を目指している私にとって、多大な業績を上げている鈴木修氏と豊田章男氏が見解として語る経営は、勉強になりました。もちろん、本当の意味でお二方の言葉を理解するためには、実際に会社を経営して苦難を乗り越えてからになると思いますが。
豊田章男氏が語っていた経営とは生き抜くこと、「倒産するかもしれない」という危機感が大事という話が印象的でした。私も仕事に全集中して、ギリギリでチャレンジしていきます。
転換期を迎える自動車業界
2021年6月25日に鈴木修氏は、会長の座を退任して相談役となりました。経営のトップとして、インドを中心に世界的な軽自動車メーカーを作り上げました。6月25日に行われた定時株主総会にて、鈴木修氏は「軽自動車は芸術品」と語っています。
生涯現役を貫くつもりだった鈴木修氏はなぜ退任したのでしょうか。
自動車業界は、自動運転やシェアリングなど様々な分野で変化が起こっています。豊田章男氏は、「100年に1度の大変革期」と形容するほどです。確かに、10年前には車をシェアすることはほとんどなかったように思います。一家に一台、乗用車があり土日は家族で買い物する…という家庭も多かったと思います。電動化もしかりで、電動自動車の割合もそこまで多い印象もありませんでした。
大きな変化が起こっているからこそ、スズキ株式会社の発展のために後任にチャンスを任せたのかもしれません。
自動車業界だけでなく、ニューノーマルな環境が当たり前になってきています。だからこそ、私も変化はチャンスだととらえ、未経験の分野にも挑戦していきます。