会社説明会で仕事の魅力やおもしろさ、これからの将来に期待して入社!
しかし、数年経つと入社したときのワクワク感はどこへやら。。。
実際に仕事をしてみると、想像していた内容と違う!
なんてよく聞く話ですよね。
仕事をどうやったら楽しくするかは基本を徹底することが大事であると、今回紹介する出口治明(でぐち はるあき)氏はおっしゃっています。
出典:事業構想大学院大学 出口 治明(ライフネット生命保険 創業者)
出口氏の略歴です。
1948年三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、日本生命保険相互会社に入社。
その後、生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として活躍。
2006年にネットライフ企画株式会社設立(のちのライフネット生命保険株式会社)、代表取締役に就任し、2012年には東証マザーズに上場。
経歴を見てわかるとおり、出口氏は保険業界に多くの貢献をしてきた重鎮といえます。
京都大学から順風満帆に出世してきた出口氏は、とにかく基本を大事にしているそうです。
もしかすると、仕事の基本は人それぞれ違うかもしれませんので、今回は出口氏が考える、仕事を進めるときの基本についてご紹介していきます。
優先順位をしっかり決めることが大事
言われたことをこなすだけなら比較的簡単かもしれませんが、入社して何年か経つと仕事をたくさん任されるようになりキャパオーバーに!
どの仕事を優先すべきか、ほかの仕事を後回しにしてもいいのか判断がつくのにも経験が必要になってきます。
その経験不足を補うために、仕事の優先順位をしっかり決めることが基本のひとつです。
そのために、自分で決めないでできる人に聞くことが大事だと思います。
上司によっては、「そんなこともわからないのか?」と小言をいわれるかもしれませんが、仕事は一人でやるものじゃありません。
恥を忍んででも仕事を前進させることが、効率よく仕事を進める手段のひとつです。
優先順位を明確にして、計画通り仕事が進められると仕事は楽しくなっていくでしょう。
上司とのコミュニケーションが仕事を楽しくする
仕事を上手に進めるためには、上司とのコミュニケーションを取ることが大事です。
上司も人間なので、いろんなタイプがいて悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
出口氏が考える上司のタイプは5つあり、どのタイプに当てはまっていて、どう対応するかがポイントだとおっしゃっています。
①エリートコースを歩んでいる上司
→数字、ファクト、ロジックで接していくことで好まれる。
②現場経験が長い叩き上げ型の上司
→数字よりも、なぜこの意見なのか自分の思いを先に伝えることが大事。
③古い価値観と根性論を押し付けてくる上司
→過去の経験を大事にする。説教の時間は受け流すのが最善策。
④仕事へのやる気の見えない上司
→自分がどんどん動いて、確認だけしてもらうと割り切ること。
⑤上へのゴマすりに余念がないヒラメ型上司
→上しか見てないので、自分の実績を積み上げれば自由にやらせてくれる。
このポイントを踏まえて、どの上司の下で働いてもそれを受け入れ、見方を変えてコミュニケーションを取れることが、自分の成長に繋がるでしょう。
仕事でミスをしても上司とコミュニケーションを取って対応するからこそ、上司は安心して仕事を任せてくれますし、それを見ている同僚や先輩もきっとあなたに味方をしてくれるのではないでしょうか。
上司から仕事を任せてもらい目標を達成をすると、仕事がどんどん面白くなってきます。
どんなピンチでもひとりで悩まない
自分を応援してくれる仲間をつくっていくことで仕事は楽しくなり、仕事の成績もよくなってきます。
出口氏がおっしゃる優先順位とコミュニケーションを徹底することで、仕事の楽しみ方が変わってくるのではないでしょうか。
仕事の悩みは、上司とコミュニケーションを取り、自分を成長させながら解決していく。
これが出口流の仕事を楽しくさせる大事な基本です。