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起業/独立

ゴールデンウィークこそ学びのチャンス!医療分野で投資家になるために

今年もゴールデンウィークに突入しましたが、いかがお過ごしでしょうか。連休になるので、旅行や娯楽に時間を使う方も多いと思います。ですが私は、遊びたい気持ちをグッとこらえて学ぶための時間も作ります。「優秀な方との距離を縮めるためには、周りが休んでいる時ことチャンスだ」と感じているからです。先日執筆した嶋村吉洋さんに関するコラムを書いている時、「投資を始めるにはまず勉強が大事」だということを学んだので、勉強の時間を増やします。

今回のブログでは、「投資家」と「医療」をキーワードに、Forbes JAPANに掲載された注目の3つのコラムを紹介しながら、自分なりの考察も交えて解説していきます。少しでも多くの方に、新たな視点や知識が届けば嬉しいです。

Forbesとは? 〜世界中の成功者が語る知見の宝庫〜

まず最初に紹介したいのが、そもそも今回引用している『Forbes JAPAN』についてです。Forbesは1917年にアメリカで創刊された経済誌で、世界中の起業家、投資家、文化人などの成功事例や考えを紹介しています。

私が考えるForbesの最大の価値は、「個人の視点に根差した本音の情報」にあると思っています。どれも単なるニュースではなく、発信者の思想や背景が伝わる文章だからこそ、読み手に響く。そして、自分がどう行動すべきかというヒントが得られるのです。

世界初の創薬に挑む会社Juro Sciencesへの投資

三澤宏之さんは、低活動膀胱(UAB)に対する治療薬を研究開発する会社Juro Sciencesに投資した時の話を語っています。対談形式で、相手はJuro Sciencesの創業者の長袋洋さんです。三澤さんは、ベンチャー投資家として、バイオの分野で20年以上勝負してきた方です。三澤さんは、投資家として活動当初の話をされています。長袋さんは、ご自身が設立したJuro Sciencesの創業期のエピソードを語られています。どちらの話も私の日常ではまだ経験していないことなので、興味深いです。

薬を製薬するプロフェッショナルと将来性がある企業に出資する投資家がコラボレートすることで、スタートアップは健全に立ち上がるのだと学びました。

画期的な医療機器の開発に挑む会社クリュートメディカルシステムズへの投資

河原三紀郎さんは、緑内障を検査する視野計「アイモ」シリーズを開発したクリュートメディカルシステムズ(以下、クリュートと称する)に出資した時の話を語っています。従来の緑内障検査は暗室で行う必要がありますが、「アイモ」は場所を選びません。コラムは対談形式で、相手はクリュートの創業者である江口哲也さんです。河原さんは、クリュートに出資した官民ファンドの東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)にパートナーとして参加しました。

クリュートは、東大IPCの投資案件第一号でした。投資期間は15年です。江口さんは、長期視点で企業を見てくれることに感謝しています。お二人の対談記事を読んで、良好なパートナーシップが築かれいるのを感じます。スタートアップは地道な努力の上に成り立つものだと改めて学びました。

医療現場から見たスタートアップの可能性:古川医師の挑戦

小林宏彰さんは、医療インフラとして、急性期医療現場の記録業務の効率化と研究用の医療データ蓄積を実現するプラットフォームを開発・提供する会社TXP Medicalに投資した時の話を語っています。大病院向けの基幹プロダクト「NEXT Stage ER」は全国79カ所で導入されおり、大学病院・救命救急センターの約40%で稼働しています。対談の相手は、TXP Medicalを設立した園生智弘さんです。園生さんは、救急・集中治療の専門医でもあります。小林さんは、TXP Medicalは出資するだけでなく社外取締役としても会社に参画しています。

お二人は元々友人関係があったということで、対談記事からも信頼が伝わってきます。先ほどの段落でも話しましたが、スタートアップの収益化には時間がかかります。長期的な視点で事業を見極めることが必要です。改めて、人との信頼関係を築いていくことの重要さを学びました。

最後に

起業、独立と聞くと華やかに思えてしまう一面もありますが、成功した後に紹介されているからだと思います。今回は医療でしたが、どの分野でも情熱をもって地道に努力していくことが大切です。私もスタートアップに携わる際は、出資者と良好な関係を築けるようにします。そして、事業を通じて共に社会に貢献できるよう一生懸命働きます。