だいぶ肌寒くなり、夏も恋しくなるころかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、その夏にちなんで海をテーマにします。『海岸線の美術館』です。これだけ聞くと、なんだそれは?と思ってしまうかもしれません。ざっくりというと、防波堤に描かれた絵を展示物とする美術館です。上記にあるリンク先のホームページやワクセルのYouTubeチャンネルでインタビューをうけています。高橋窓太郎さんの想いを直に感じ取れるので、機会がありましたら、一度ご覧になってみてください
高橋窓太郎(たかはし・そうたろう)さんは、一般社団法人SEAWALL CLUBの代表理事でもあります。窓太郎の名前は、マドレーヌという絵本からきているそうです。学歴は、東京藝術大学大学院建築科を卒業されています。そして広告代理店に8年間勤めた後、2022年7月に退職し、現在の活動に専念しています。
「海岸線の美術館」は、宮城県石巻市雄勝町の防潮堤に壁画を描くアートプロジェクトで、東日本大震災後に設置された高さ最大約10m、全長約3.5kmの防潮堤を利用しています。
地元の方々の中には、防波堤によいイメージを持っていない方もいるそうです。そこで、高橋さんは、海が見えなくなった港町に新たな風景を生み出して、ネガティブなイメージを変えようとしています。
絵画はこれから増える予定で、2024年中に3,4作品増えるそうです。クラウドファンディングも行っていて、資金は壁画の製作・運営費に充てられます。子供たちもプロジェクトに参加していて、地域に根づいているなと思いました。
最後に
高橋窓太郎さんは、自分の想いを行動に変えて実現できる方だと思います。勤めていた電通をやめて美術館をひらくというのは、中々できる決断ではありません。防波堤に絵を描けるようになるまでに3年かかったといいます。私も粘り強く夢を追いかけて、仕事で成果を出します。