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起業/独立

行動力が未来を変える!出版社→エンジニアになった実業家・閑歳孝子さん

出典: oggi.jp

32歳での起業!850万DLされる家計簿アプリを開発した行動力

スマートフォンなど数多くのモバイル端末が販売されています。端末自体のクオリティはもちろんですが、インストールできるアプリの質も向上して、とても便利です。
財務管理をスマートフォンなどのモバイル端末で行っている方も多いのではないでしょうか。財務管理でよく利用されているのが、家計簿アプリです。家計簿アプリは数多くありますが、「Zaim」は850万DLされました。
今回紹介させていただくのは、その「Zaim」の開発者である閑歳孝子(かんさい たかこ)さんです。

現在は、Zaim 代表取締役として活躍している閑歳さん。
元々は出版社に入社をしていましたが、そこから畑違いのエンジニアに転職します。
そして、32歳のときに開発した家計簿アプリ「Zaim」が大ヒット!
このアプリは着実にダウンロード者数を伸ばし、なんと2020年2月時点で850万ダウンロードを達成しています。

大学の同級生からの誘いで転職したことが大きな転機に!

閑歳さんは慶應義塾大学卒業後、出版社の記者として働いていました。
転職する際、当時の仕事に不満を持っていたわけではありません。大学の同級生からWEB系のベンチャー企業で一緒に働かないか?という提案に惹かれ、出版社を退職しました。
出版社を辞めるときは怖かったと、閑歳さんは語っています。たしかに自分がいま持っている肩書や安定した状況を手放すことに躊躇してしまう気持ちは理解できます。

やる気はあったものの、入社当時はプログラミングスキルは未熟でした。そのため、別分野での仕事がおおかったそうです。
しかし、プログラミングの知識・スキルを勉強して徐々に力がついてきました。理解が深まることで、プログラミングの魅力に気づいていきます。

チャンスを掴んでもう一度転職!学んだことを活かしてアプリ開発

プログラミングができるようになり、閑歳さんは自分たちで考えたサービスを提供したいと思うようになりました。自分のアイディアを形にできる仕事を探していたところ、友人から自社発信のサービスを提供しているユーザーローカル社の伊藤将雄さんを紹介してもらいます。出会った瞬間に、伊藤さんのもとで学びたいと思い、転職を即決。新しい会社では、仕事のできる人が多く、いままでと違ったプログラミングの知識やスキルをどん欲に学んでいきました。

そしてユーザーローカル社に転職してから2年目のときに個人で家計簿アプリ「Zaim」を企画します。
しかし、ユーザーローカル社はBtoB向けのサービスを展開している会社だったため、BtoCのサービスの企画は通りませんでした。
そのため、個人で開発することになり、起業の足がかりとなります。

最初は趣味程度で始めたそうですが、それが今では850万ダウンロードの人気アプリへと成長。
会社で反対されたからそれで終わりではなく、「だったら自分でやればいい!」とポジティブに捉えて行動してきたからこその結果だと思います。

自分自身の行動力で結果は変わる

もともとは起業願望があったわけではなく、閑歳さんご自身も特別な才能があったわけではないとおっしゃっていました。
成功の秘訣は、自分がいまやりたいと思った方向へと素直に行動してきたことだと思います。
まわりにはたくさんのチャンスが待っています。ひととの出会いから掴んだチャンスを、どれだけいい方向にしていくか?自分の人生を変えていくのは、自分自身の行動力ではないでしょうか。