Loading...
実業家の考え方

ニューノーマルな時代でも旅行の未来を切り開く開拓者、澤田秀雄氏

澤田秀雄
株式会社エイチ・アイ・エス
出典: 株式会社エイチ・アイ・エス

2020年3月13日に新型コロナウイルス対策の特別措置法が成立しました。そこから約1カ月後の4月7日に、東京/神奈川/埼玉/千葉/大阪/兵庫/福岡の7都府県に緊急事態宣言が発令されています。その9日後の4月16日に緊急事態宣言の対象が全国へと拡大されました。

緊急事態宣言は、日々の暮らしを大きく変えました。働き方はもちろん、娯楽やレジャーも大きく様変わりしています。その影響で旅行へ行く機会が減った方も多いのではないでしょうか。特に、海外旅行は行きたくても行けない状況になっています。その海外旅行で業績を上げ、旅行業界有数の企業になったのが株式会社エイチ・アイ・エスです。

今回は株式会社エイチ・アイ・エスの創業し、代表取締役会長兼社長を務める実業家の澤田 秀雄氏について紹介します。

澤田 秀雄氏の経歴

澤田 秀雄氏は、大阪府出身で1951年の2月4日に生まれました。高校は、大阪市立生野工業高校を卒業しました。その後大学へ進学すると、旧西ドイツにあるヨハネス・グーテンベルク大学マインツに留学します。ヨハネス・グーテンベルク大学マインツは、1477年に創立された伝統のある大学です。ただ第2次世界大戦で中断され、1946年に再開されています。2021年には再開75周年を記念したイベントが数多く開催されます。ヨハネス・グーテンベルク大学マインツは、日本では九州大学と協定締結しています。九州大学出身の方にはなじみのある大学かもしれません。

大学卒業し帰国した後、1980年12月19日に株式会社エイチ・アイ・エスの前身となる旅行会社インターナショナルツアーズを設立します。その10年後となる1990年に社名をエイチ・アイ・エスに変更します。そして1995年3月に株式を公開して、株式会社エイチ・アイ・エスとなりました。

株式会社エイチ・アイ・エスについて

株式会社エイチ・アイ・エスは、多くの事業に参画しています。旅行事業やホテル事業はもちろん、テーマパーク事業もあります。長崎県にある日本一広いテーマパーク、ハウステンボスの経営に携わっていることも有名です。それだけでなく、交通やエネルギー事業、損害保険なども事業の対象となっています。

多事業展開しているため、関連会社も多く存在します。メインの旅行事業だけで144社あり、合計で219社あります。グループ全体の従業員数は16,322名となり、2020年10月の業績だと4,302億の売り上げを上げています。

澤田秀雄氏は創業のきっかけについて、留学中に気づいたと語っています。当時、海外から日本へ来るためにかかる費用は30万円で、逆に日本から海外へ行くためにかかる費用が60万円だったそうです。このギャップにビジネスチャンスを見い出しました。

1980年に創業して40年でこれだけの規模に成長させられるのは、すごいと思います。
澤田秀雄氏は、何を大事にここまできたのでしょうか。
澤田秀雄氏は数多くのメディアに出演して、自身の経験や考えを発信しています。それらのインタビュの中から気になったものを紹介します。

ニューノーマルな時代に対応するために

株式会社エイチ・アイ・エスは、1980年に創業してからずっと黒字でした。ただ2021年に緊急事態宣言が発令され、初めての赤字を計上してしまいます。
不要・不急の外出を控えることが求められる現状は、旅行業界にとっては未曽有の危機だと思います。そんな状況下のインタビューで、澤田秀雄氏は座右の銘を語っています。
「失意泰然」
平たい言葉で訳すと、よくない状況でも落ち着いて対処しようということです。インタビューでは、動じないだけでなく明るく振る舞うことも大事にするという意味も込めていました。この言葉は、任天堂株式会社の元社長である山内博氏も座右の銘にしています。

澤田秀雄氏はまた「コロナはチャンスだ」とも発言しています。大きな成功を収めている方はどんな状況でもポジティブだし、逆境も乗り越えていくのだと感じました。
私も澤田秀雄氏を見習って、困難をチャンスととらえて成長していこうと決めました。