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【ワクセル×ユニバーサルイベント】誰もが主役になれる社会へ

ワクセル ユニバーサルイベント
ワクセル
ユニバーサルイベント

2025年10月に開催された「ユニバーサルイベント大阪」は、年齢・性別・国籍・障がいなどの違いを越え、誰もが楽しめる社会を目指した取り組みとして注目を集めました。
主催には共創コミュニティ「ワクセル(Waccel)」が名を連ね、イベントを通じて“共に生きる社会”の可能性を発信しています。筆者はこの記事や関連ニュースを通して、イベントの意義やそこに込められた思いを感じ取りました。今回は、情報から見えてきた内容とそこから考えたことをまとめていきます。

ユニバーサルイベント大阪とは——誰もが参加できる“共創の場”

「ユニバーサルイベント大阪」は、2025年10月5日に中崎町ホールで開催され、延べ1,500名以上が来場しました。主催はワクセル株式会社、一般社団法人ユニオン、株式会社おおきに、株式会社HERO’Sの4社。

イベントのテーマは「誰もが楽しめるユニバーサルな社会の実現」であり、ドローン体験や姿勢チェック、eスポーツなど、多彩なブースが並びました。ニュースリリースからも伝わってきたのは、「見る」だけではなく「体験する」ことを重視した設計です。障がいの有無や年齢に関係なく、来場者が同じ空間で共に楽しむ。その姿勢に、ワクセルらしい“共創の哲学”がにじんでいます。単なる福祉イベントや展示会ではなく、社会の中に「誰もが主役になれるステージ」を用意した試みといえるでしょう。

表現と体験の融合——人と人をつなぐ多様なプログラム

記事によると、当日はステージでも多くのパフォーマンスが行われました。ダウン症の書遊家・岩元祐磨さんとアーティストのMOGURAさんによる書道パフォーマンス、障がいを持つメンバーで構成されたコーラスグループ「カラフルな天使たち」の歌声など、会場には多様な表現があふれていました。これらの内容から感じたのは、「体験」と「表現」の両輪でイベントを形づくっているという点です。

体験は参加者の理解を深め、表現は観る人の心を動かす。どちらも一方的な“見せる・見られる”関係ではなく、「共感」や「尊重」を生む手段になっています。ワクセルが大切にする「夢を応援し合う」文化が、こうしたステージにも自然に表れているように思います。

ユニバーサルデザインを超えた「心のバリアフリー」

ユニバーサルイベントの目的は、単に設備面でのバリアをなくすことではありません。記事を通して感じたのは、もっと根本的な“心の壁”を取り払おうとする姿勢です。

たとえば、誰かの特別な配慮を「手助け」ではなく「一緒に楽しむ工夫」として受け止める。障がい者と健常者、子どもと大人、来場者と出展者――立場を越えてフラットに関われる空間をつくること。それこそが、ユニバーサルの本質だと筆者は感じました。こうした発想が、教育やビジネスの現場にも少しずつ広がれば、社会全体の価値観も変わっていくでしょう。ワクセルのように「共創」を軸に活動する企業が、この流れを先導している点はとても意義深いと思います。

最後に

ワクセルは日頃から、夢を応援し合うコミュニティ活動やプロジェクト支援を行っています。今回のユニバーサルイベントも、その延長線上にある取り組みといえます。

筆者が印象に残ったのは、単発のイベントではなく「継続的な共創」を目指している点です。ニュースでは今後、東京や大阪での定期開催も検討されているとのこと。一度の盛り上がりで終わらせず、出会いや学びを次のアクションにつなげていく姿勢に、ワクセルの理念が感じられます。また、SNS上では来場者から「勇気をもらった」「誰もが輝ける社会を体感した」といった声も多く見られました。それは、ワクセルが掲げる「共に生きる社会づくり」が少しずつ形になっている証拠でもあります。