前回は、嶋村吉洋さんの投資家としての一面について紹介させていただきました。今回は、メディアに焦点を当ててみます。今や相場に関する情報が瞬時に世界を駆け巡るので、投資家にとって「どの情報を信頼し、どう活用するか」が重要です。TVや新聞などのマスメディアとSNSはそれぞれ異なる特性と強みを持つため、投資戦略において欠かせないツールとなっています。マスメディアとSNS、それぞれの強みを活かす方法について考えてみました。
情報の信頼性と分析の深さが強みのマスメディア
公明正大で完璧な情報は存在しません。しかし、以下の観点から一定程度の信頼はできる情報が手に入ります。
- 厳格な編集プロセス
- 情報源の検証
- 専門性と知識
- 倫理基準
最近の事例ですと、金融系メディア「ZUU online」があります。ZUUでは、訪問者データを活用し、証券口座開設やクレジットカード発行などのアフィリエイト事業で収益を拡大しました。さらに、クラウドファンディング事業やM&A支援サービスなど多方面で成果を出しています。
発信スピードと多様性が強みのSNS
SNSと一言にいっても、サービスの種類は多岐にわたります。ただ、総じて以下のような特徴があると考えられます。
- リアルタイムでの情報取得
- 様々な価値観に基づく情報の取得
- 双方向での情報交換
イーロン・マスクさんのような影響力のある方がビットコインなどについて意見をいうと、即座に情報が世界中に広がり、株価に影響を与えるというようなことはよくあります。伝達速度が速いからこそ、現在のトレンドをつかむのにはもってこいです。
最後に
マスメディアとSNS、どちらにもメリットとデメリットがあります。両方の強みを活かして、情報を収集することが大切です。もちろん、情報をとるだけでは意味がありません。具体的な目標があるからこそ、必要なことがわかります。私もいつまでにどのような成果をあげるかを明確にしてから投資を始めます。