以前、このブログで嶋村吉洋さんが映画プロデューサーとしてご活躍されていることを紹介させていただきました。他にも実業家としての一面を持ちながら映画の世界で成果を出されている方がいます。映画産業の歴史を語る上で欠かせないスティーブン・スピルバーグさんとジェームズ・キャメロンさんです。彼らはその独創的な映画作りだけでなく、ビジネス面でも飛躍的な成功を収めています。今回は、彼らの映画制作とビジネス戦略を紹介し、映画業界で成功するために必要な視点を探ります。
映画製作会社を設立したスティーブン・スピルバーグさん
スティーブン・スピルバーグさんが手がけた映画は非常に有名なため、ここで紹介するまでもありません。以下では、ビジネス面での実績について取り上げさせていただきます。
スピルバーグさんが実業家としての足場を固めた大きな転機は、1984年に設立した映画制作会社「ドリームワークス」の創立です。ドリームワークスは、映画制作だけでなく、テレビ・音楽・アニメーションなどの分野も取り扱っています。また制作だけでなく、資金調達においても違いを生み出しました。従来の映画制作会社とは異なり、大手スタジオから独立して製作資金を調達するモデルを構築しています。マーケティングの分野でも卓越していたため、グッズ販売でも多大な収益を生み出しました。
最新技術を映画に導入し、映像技術の発展に貢献したジェームズ・キャメロンさん
ジェームズ・キャメロンさんについても、『タイタニック』や『アバター』など知名度が高い映画を手掛けているため、映画方面の紹介は割愛いたします。
キャメロンさんは、最新の技術を映画に取り込むことに長けています。3Dを取り入れて、24億ドル以上の興行収入を記録しました。技術革新を自身の映画に反映させるだけではありません。新技術の開発にも投資しています。その技術が他の映画で採用されることによって、投資が回収できます。
最後に
正直、私からすると、才能といった先天的な能力による結果だと思えたりもしました。ただ、ご自身の創造性をどうビジネスに織り込んでいくかというような戦略は、学ぶべきだです。私も自身の仕事で成果を出すために、戦略立てて考えていきます。