今回はTBSで放送されているドラマ「トリリオンゲーム」から独立について学んでいきたいと思います。ドラマから学べることなんてあるの？とか、どうせフィクションなんでしょ？と思われる方も多いかと思います。
結論、その通りと言いたいところなのですが、学べる姿勢や取り組みもあるのでご紹介していきます。
※まだ2話まで見ていない方はネタばれも含まれているのでご注意ください。
目次
- トリリオンゲームとは？
- 投資家を探せ
- まず行動
- 取り組む事業は最小規模からスタート
- まとめ
トリリオンゲームとは？
トリリオンゲームは、TBSで毎週金曜日夜22時から放送されているドラマです。
次回は第三話（2023年7月23日時点）が放送されますが、第二話までの中で学べることが満載なのでご紹介します。
ドラマのあらすじ
「就活中の大学生・ハル（目黒蓮）は、日本最大のＩＴ企業「ドラゴンバンク」の採用面接で、中学の同級生だったガク（佐野勇斗）と再会する。天性のコミュニケーション能力とハッタリで内定を獲得したハルは、「ドラゴンバンク」の内定式当日、ガクが不採用だったことを知る。ガクの豊富な知識とプログラミングスキルを見抜けなかった同社に見切りをつけて、ハルはあっさり内定を辞退。最終面接で面接官を務めた社長令嬢・桐姫（今田美桜）もろとも「ドラゴンバンク」を手に入れると言い放つ。
ハルはガクと組んで1兆ドルを稼ぐロードマップを描き、その無茶苦茶な夢に乗るガク。二人は事業計画も起業資金もゼロから「トリリオンゲーム」社を起業し、型破りな方法で資金集めに乗り出す。まずは、世界トップレベルのハッカーが集まる大会「セキュリティチャンピオンシップ」に参加して･･･。」
引用：https://www.tbs.co.jp/trilliongame_tbs/story/ep1.html
投資家を探せ
主人公のハルとガクはまず最初に投資家を探します。
普通だったら社会人経験もない二人が投資家に投資をしてもらうなんて難しいです。
そこでハルが取った手段は、新卒採用されるが新入式初日にやめた企業の役員に直接会い投資の話を持ち掛けます。
普通だったら絶対に会えないポジションの人物ですが、面接で圧倒的に印象を残し評価を得た役員は二人に会うことを承諾。株主比率を51％譲渡する条件で1億円を提示します。
この誘いを二人は断りますが、狙いは大手銀行から出資してもらえるという話をネタに他の投資家からもっと好条件で投資してもらうためでした。
社会人経験のない人がなかなか考えつかない大胆な戦略ですよね。
また、ここでのポイントは会ってもらえるくらいの印象を残していたということです。
起業では自分を売り込む力が必須なので、学びたい姿勢ですよね。
ちなみに、陰キャなガクも面接で印象を残していたことも重要になります。
まず行動
ハルのお手本にすべきことはまず行動することです。
投資が無事に決まり、事業をスタートさせますが、まだ開発もしていないECサイトに掲載してもらうため、営業にでかけます。
普通の会社であれば、ECサイトができてから営業にでかけそうなものですが、ハルは完成のイメージ図で提案書をつくり営業にでかけてしまいます。
実は投資を受けるときも嘘の提案書で投資家を探していたのも驚きですよね。
以外にも投資家も重要視しているのはサービスよりも、どんな人に投資をするかなんだとか。
誰がやるかが本当に大事なんですね。
取り組む事業は最小規模からスタート
新入社員も一人増え、ECサイトをスタートした三人ですが、一週間で売り上げが伸び悩みます。
売上がよい商品を分析した結果、お花×AIのリコメンド機能で勝負することに方向転換。
このすぐに切り替える行動の速さも起業では大切になりますが、なによりもお金もリソースもあまりないスタートアップ起業ではサービスを絞ることも重要になります。
ちなみに経営戦略ではこういった施策をMVP（Minimum Viable Product）と言います。
MVPとは
「MVP（Minimum Viable Product）とは、簡単にいえば、顧客に価値を提供できる最小限の製品や、それを使ったアプローチのことをいいます。
MVPを利用することによって、限られた時間で顧客のニーズに基づく商品・サービスを構築することができるため、無駄なコストの削減にもつながる手法として注目されています。」
引用：https://boxil.jp/mag/a3551/#3551-1-1
お金やリソースがないからと悩んでいる方はまずは、最小限でできるサービスからスタートして市場調査してみるのもありかもしれません。
まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
一見、めちゃくちゃなドラマのように見えますが、起業家にとって大切な要素が盛りだくさんのドラマになっています。
大げさに描いているだけで、本当にスタートアップで成功されている方はみんな普通ではありえないような行動をされているかもしれませんね。
参考にしていきつつ、これからのドラマの進展が楽しみです。
興味がある方はぜひご覧いただいてもいいかもしれません。