今や世界的に有名になった、片づけコンサルタントの近藤麻理恵さん。わたしも掃除が好きなので、近藤麻理恵さん著のベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』は共感できるポイントが多かったです。今は、とくめくかどうかを基準に入れて断捨離を行っています。
この著書は、後片づけをしても、すぐに部屋が散らかってしまう方にオススメです。もちろん、片づけが得意な方でも読んでいただく価値のある本だと思っています。
今回は、片づけを仕事にして活躍している近藤麻理恵さんが実業家になるまでの道のりを紹介させていただきます。
世界で影響力のある100人の素顔と時間の使い方
近藤麻理恵さんが執筆した著書は、世界40か国で発売されており、シリーズ累計発行数は1300万部を突破しています。
『人生がときめく片づけの魔法』は、日本だけでなくアメリカを中心とした世界各国で「片づけ」ブームを巻き起こしました。その結果、近藤麻理恵さんは2015年にアメリカ『TIME』誌で世界で影響力のある100人に選ばれました。
近藤麻理恵さんは今、アメリカを拠点として活動しています。事業の幅は多岐にわたり、片づけを特集したテレビ番組や各地での講演会活動、それぞれの家庭にあわせた片づけをコンサルティングしたりしています。
学生の頃は小さくてあまり目立たない片付け好きの女の子
近藤麻理恵さんは、学生時代は人前で話すのが苦手であまり目立つ方ではなかったそうです。ただ、片づけが幼少のころから趣味でした。関連書籍を読み漁り、片づけを探求している姿をみて、家族の方は驚かれたそうです。
大学2年生の時に転機が訪れました。一人暮らしをする友達から、近藤麻理恵さんが遊びにくるといつも部屋がきれいになる!という噂が広まります。すると、知らない人からメールで「わたしの家もきれいにしてほしい!」という相談があり、片付けをコンサルティングするようになりました。そして、片づけに関する相談にのることが仕事になり、それがきっかけで起業することになります。
「好きなことをやっていたら、いつの間にかこうなっていた」と近藤麻理恵さんは当時を振り返っています。
また、大学4年の時に現在夫でありマネージャーでもある卓巳さんに出会いました。その当時は、友達でもあり互いにビジネスパートナーとしての関係だったそうです。
仕事のかたわら、土日の時間で片付けレッスン
社会人になってからも、その片づけに対する想いは変わりませんでした。自分の勤めている会社はもちろん、営業先の社長の机をきれいにして、かなり誉められたそうです。平日は、リクルートの営業職でバリバリ契約を取ってくる、優秀な社員でした。週末は、片づけのレッスンを行い着々と将来に向けて行動をしていました。そして、2009年に片付けコンサルタント業に専念するために、リクルートを退社します。その後、一般的な片付けレッスンだけでなく、女性限定のレッスンや片づけの実演をするなど大活躍します。
地道な片づけコンサルタントの活動を続けた結果、2010年に冒頭に紹介させていただいた『人生がときめく片づけの魔法』が出版されることになります。著書は大ベストセラーになり、近藤麻理恵さんの知名度は全国区になりました。
人気が出て大忙しの日々を支えてくれたのは大事なパートナー
著書がベストセラーになった結果、日本各地で講演会やテレビ出演など多くなり、忙しい日々が続きました。精神的にもきつい時期を支えてくれたのは、卓巳さんでした。当時はまだ友人でしたが、近藤麻理恵さんが真摯に取り組んでいる姿勢を見て、マネジメント面での協力を申し出ました。
その後2人は結婚し、今ではお互いに支え合うビジネスパートナーとなりました。今では子供2人に囲まれて、幸せな日々を過ごされています。
仕事以外の時間を何に充てるか見つめ直すことが大事
近藤麻理恵さんは海外での評価も高く、ドキュメンタリーが放送されるほどです。アメリカ合衆国では、kondoやkonmaringと言った【片付けをする】といった言葉が生まれるほど人気があります。
片づけが好きな方、得意な方は多いと思います。ただ、近藤麻理恵さんほど片づけることに情熱を注いでいる方は少ないはずです。誰でもできることを誰もまねできないくらい情熱を持って取り組むことがパワフルであることを学びました。私も近藤麻理恵さんのように、仕事以外の時間帯も地道な努力を継続して、成果を出していきます。