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実業家の考え方

名作RPG『ドラゴンクエスト』を生み出した福嶋康博氏が大事にしていること

出典:社長名鑑

皆さまは、ロールプレイングゲームはやったことはありますか?
スマートフォンでやるゲームも増えているので、気軽にプレイしている方も多いのかなと思います。ゲームをやったことのある方、あるいは未経験の方でも知っているかもしれないタイトルが『ドラゴンクエスト』です。

ドラゴンクエストシリーズは、累計で80タイトルがリリースされており、総出荷・ダウンロード数は全世界で8,300万本にもなります。最新作のDragonQuestⅪは、全世界累計出荷・ダウンロード本数は600万本を達成しています。

そのドラゴンクエストシリーズを生み出したのが、株式会社ENIXです。今は合併して、株式会社スクウェア・エニックスになっています。今回は、前身の株式会社ENIXを創業した福嶋康博氏を紹介します。

福嶋康博氏の経歴

福嶋博康氏は、1947年8月18日に生まれました。大学では建築を専攻していましたが、卒業後は、すぐ実業家になります。事業を始めてすぐ、ゲームの企画・販売に取り組んだわけではありません。インタビューでは、幾多の挑戦を乗り越えてたどり着いたと語っています。

まずは、月間情報雑誌を創刊します。意外かもしれませんが、福嶋康博氏は当時中野ブロードウェイに通っていたため、その案内情報を記事にしようと考えました。その後、情報雑誌の事業をたたんで、アメリカ合衆国へ行きます。アメリカは日本の未来だと考え、商売の種を探すためです。さらに、アジアなどほかの国にも渡って、世界情勢を学んでいました。戻ってきてからは、公団住宅の情報誌事業を立ち上げます。

その後、『未来会議』と称される会議を開いて、世の中の人々が何をしたら喜ぶのかを考え宅配寿司を始めます。その事業は失敗しますが、同じようにより多くの人から必要とされる事業を考え、ゲームの企画・販売を行う会社を設立します。

株式会社ENIXについて

株式会社ENIXは、1982年8月に誕生しました。前身となる会社、株式会社営団社募集サービスセンターは、1975年9月に設立されています。
当初は、コンテストを開催して優秀なアイディアと人材を集めました。ノミネートされた企画をブラッシュアップして商品として発売していきます。そして、1986年5月27日にドラゴンクエストがリリースされます。その後もヒット作を次々に発表し、2003年4月に株式会社スクエアと吸収合併して、今に至ります。

常に顧客のニーズを考える

福嶋康博氏は、インタビューの中で事業家として成功していくことは難しくないと語っています。
今後の世の中がどうなっていくかを見たうえで、人々が望んでいることをやればいい。

すごく、シンプルだと思いました。
簡単なことではないとは思いますが、複雑に考えすぎるのはよくないと思いました。
私も顧客が望むことを常に考えて仕事をしていきます。